妊娠初期ですが障害児が心配です。 障害児はどんな環境の時に生まれるのでしょうか。その(2)

前回は障害児を発症する妊娠経過中の異常について話しましたが、今月は妊婦さんが気をつけることをお話しします。
まず妊娠初期の感染を予防するために人込みを避けること。人込みに入ったあとはしっかりうがいと手洗いをして、感染による奇形発生を予防しましょう。妊娠前に風疹(ふうしん)の抗体を調べておくことも大切です。妊娠前より葉酸を十分に摂取することで胎児の神経異常を減らせます。また、妊娠中は過食を抑えて妊娠糖尿病の発生を少なくすると、奇形児の予防になります。たばこも胎児に悪い影響を与えます。妊婦さんのちょっとした慎重さがあれば障害児を防げますので、十分に注意してほしいものです。