産院を退院するときにチャイルドシートは必要ですか。 また、新生児のチャイルドシートにはどんな種類がありますか。

6歳未満のチャイルドシート着用は法律で義務づけられていますので、産院を退院するときから必ず着用しましょう。例えば体重3キロの赤ちゃんを抱っこしていて、時速約40キロメートルで衝突した場合、その瞬間に児体重の約30倍、90キロの衝撃が腕にかかり、赤ちゃんを支えきれません。チャイルドシート未着用で事故に遭うと、幼児の死亡率は4倍に上昇します。チャイルドシートにはベッド型とイス型の2種類があります。ベッド型は、平らなベッドで赤ちゃんの呼吸を妨げず、自然な姿勢を保ち、頭と頸椎(けいつい=首)と脊椎(背骨)を守るのに適した構造です。イス型は、首が据わらない赤ちゃんでは酸素飽和度の低下や揺さぶられっ子症候群の危険があり、新生児には適していません。