自宅でネコを飼っています。妊娠中はネコに接しないほうがいいと聞きました。なぜでしょうか。

妊娠中にイヌ、ネコ、鳥などに接触するとトキソプラズマ菌に感染することがあります。 妊娠中の初感染の場合、胎児にも感染を起こすことがあり、先天性トキソプラズマ症にかかる可能性があるからです。 トキソプラズマはネコなどの動物では腸の中にいて、ふん便として土壌に排せつされたりもします。ですから、ネコに触らないことだけではなく、ガーデニングや上のお子さんと砂場で遊んだ後の手洗いも大切です。 また、ブタなどの哺乳類や鳥類の脳や筋肉にも寄生することもあり、肉を食べるときは熱処理をしっかりしてください。 トキソプラズマの感染は、ほとんどの場合、母体は無症状であるため、感染の機会をできるだけ減らす努力が大切であると考えます。